クリスマスの地雷を回避するには

もうすぐ楽しいクリスマス!

クリスマスキャロルを一緒に歌いながら部屋の飾り付け、ご馳走を準備してケーキを食べて、子供達が寝たら親はサンタ業務。
入念にリサーチしたプレゼントをそっと置き、起きてくる子供達の歓声を楽しみにします。

どこにでもある、神仏習合、和洋折衷、キリスト教じゃない日本人らしいクリスマスの過ごし方。

しかし、翌日プレゼントをみた子供がムスッとして「これじゃない」と発言

折角用意したのに喜んでもらえないどころか、イライラしている子供を見て親もイライラ。

そんな最悪なクリスマスにならないように、ちょっとアドバイスを。

目次

なぜ怒りが沸いてしまったのか

ずばり、子供達は「お願い」と「注文」を混同しているから。

「お願い」ベースであれば願いが叶わなかっただけです。もうちょっと、お部屋のお片付けをしないといけなかったかなぁ、兄弟喧嘩ぎ多かったからなかなぁ、とお願いが叶わなかった理由を自分の中から探す事ができます。

注文」している場合は完全にサンタさんの過失になってしまいます。

さらにいうと「イメージと違う」というギャップも怒りのポイントです。

アンガーマネジメントの際に述べましたが、怒りの引き金はギャップです。

〇〇だと思ったのに、××だった。

やってくれてたと思っていたのに、やってなかった。

大事なのは「注文」させない事。

注文した品が届く受け取り日みたいな事をさせない事。

そもそも、サンタクロースのお話ってそんなネットショッピングみたいなシステムでしたっけ?

サンタクロースの立ち位置、設定を固めておく

もともとの昔ばなしを子供に伝える

元ネタを知らないのに上っ面だけやってると、設定がボケてしまいます。

プレゼントを楽しみにするのではなくて、世界観を追体験を楽しめるようにしておきましょう。

昔ばなしとは

サンタクロースの元ネタは4世紀に実在した聖ニコラウスです。4世紀というと日本では古墳時代ですね。大王がでてきて豪族を束ね、大和朝廷が戦争する事なく日本統一してた時代です。

さて、この人は何者かというと、司祭さんなんですね。死後に聖人として祭られました。

何をしたかというと、貧しい人に施しをしていたんです。

ある晩、お金がなくて結婚式ができない娘をあわれんで、煙突から金貨を投げて、それが暖炉で干していた靴下に入ったとか。

ちなみにニコラウスさん、夜中にこっそりやってたわけではくて、子供達やしもべを怒鳴って怖がらせた後に袋の中にいい子にはプレゼント、悪い子にも訓戒の後に何かしらのプレゼントを渡したそうです。

(開口一番怒鳴るとかナマハゲか!?)

こっそりスタイルは後々脚色された物です。

そのうち聖ニコラウスの日に聖ニコラウスが施しをくれる人、随伴者のクネヒト・ループレヒトが所謂黒いサンタクロースとして悪い子を懲らしめる役として現れたそうです。

いい子にはお菓子を、いたずらばかりする悪い子には石炭や贓物、鞭打ちされる用の枝が配られそう。

おけ

余談ですが、この話をパパと2人でしてた時、パパと「親用の酒のつまみセット(焚き火を起こして炭火でモツを食べるイメージ)が配られるぞ」と共通認識を持ちました 笑

かいつまんで言うと、

「お利口にしている子にはご褒美がもらえるよ。悪い子だと、お説教とお利口になれるようなものが選ばれるよ。」

おもちゃをあげると言うのは企業の購買意欲を掻き立てる戦略ですからね。
もっと言うと、赤いサンタクロースはコカ・コーラ社のイメージ戦略ですからね。子供がサンタクロースを赤以外で塗っていてもOKですよ!

我が家の場合

もう一つ、子供にするお話があります。

実話です。

おけ

ママが子供の頃、ママのお兄ちゃんがサンタクロースからもらったのは目覚まし時計だったんだよ。
朝起きるのが遅くて、いつもママを困らせてたからね。
おもちゃをお願いしても、周りを困らせる子はお願いを聞いてもらえないのよ。

ばぁばも「そんな事があったねぇ」と援護射撃をしてくれました。

クリスマスの日に毎回開催される昔話ですわ。

だから我が家子達は「お願いベース」です。
もし良かったら「ママ(パパ)のお友達の話なんだけどね」とこの話を使ってもらってもいいですよ。

ちなみに、うちの子たちのサンタクロース宛のお手紙には「〇〇がほしいです」と簡単に書かれていないんですね。

今年頑張ったことを書いてます。1年の振り返りですね。その上で欲しいもののリクエストがあります。

まとめると我が家の設定は

「サンタクロースさんは一年頑張った子にはご褒美や、来年頑張りたいことを応援してくれるものをくれる存在。何が貰えるかは秘密」

そんな存在にしてあります。

注文したプレゼントがもらえるのを楽しみにするのではなく、クリスマスの夜の昔話の追体験を楽しんでもらえるように。

ちなみに長女は学校で一輪車を頑張っていて、もっと上手になりたいから家でも練習できるように一輪車がほしい。

次女はママのスケボーを借りて頑張ってるけど、もっと上手になりたいから子供用のスケボーが欲しい。

とのこと。叶うといいね。

まとめ

企業の戦略に乗せられると、おもちゃ買って、与える日になってしまいますが、ちょっとストーリーを与えると、夢とドキドキを交えたクリスマスにする事ができます。

サンタクロースなんていない!と卒業してしまっても、一年の頑張ったことを伝えてもらって、振り返りをして、ご褒美を渡す日に移行してもいいかもしれませんね。

素敵なクリスマスをお過ごしください。

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