前回は真正面から戦わない事、イライラして戦わない事、目的を持って戦う事、戦う前には情報を集める事をお伝えしました。
今回はさらに踏み込んでお話ししたいと思います。
戦う時期は?
これ言ったら、怒られるやつだ。
提出期限忘れてた。
いつかは言わないといけないやつ。
これを買いたいけど、やりたいけど、反対されそう。
さて、いつ戦う?
孫子は
と言ってますね。
先に戦えば楽だし、遅れて戦えば苦労するよと言う事。
昔から親から言われているけど、もーっと昔の頃の方からも脈々と言われている事です。
試験勉強は早めに取り掛かった方がいいし、
宿題も早めに取り掛かった方が楽。
後回しにしてるとドタバタして最高のパフォーマンスはできないものです。
戦う時期は、早めに、自分の環境を整えて、自分で決める!
正攻法と斜め上を使いこなすべし。
今度は勝ち方です。
ちょっと難しいですね。
奇とは思いもよらない斜め上な戦い方つまりは奇策。
正とは基本的なな戦い方。
「窮む」は少ない、それに否定が入っているので、「少なくない」「たくさんあるよ」となります。
つまりは、戦い方っつーものは、正攻法と斜め上の2択だけども、正攻法と斜め上な戦い方の組み合わせ無限だぜ!ということ。
目の前にイヤイヤ期の子供がいるとする。
食事前で手を洗わせたいが拒否が強い。
正攻法としては、バイキンが手についているので手を洗わないと体にバイキンを取り入れてしまい、体に不具合が起きる可能性がある事を説明する。
斜め上の方法としては、「おてて洗い列車でーす、車掌さんはどこですかー?」など焦点をぼやかして目的を果たさせさる感じです。電車ごっこで洗面所まで連れてこれたら万々歳ですね。
更に言えば、お腹が減っていることが機嫌が悪い原因としたら、バイキンを取り入れない、という目的にさらにフォーカスして、子の手を使わせずママがとりあえず食べさせる。そうすれば、ちゃんと目的を見失わずにこの問題に勝利することができます。糖分が行き渡って機嫌が治れば一緒に手を洗いに行く、と言うのも手です。
第一回目で述べた通り、戦う時は目的を見失っちゃだめですよ。
最終判断は自分!
戦うのにしろ、時期を見極めるにしても心に留めていてほしい言葉があります。
致すというのは、思い通りにすること。
つまりは戦いが上手な人は、人を思い通りにするけど、人に思い通りにはされないよ、ということ。
もっと言うと、人を思い通りにする人は、他の人の意見に振り回されないで自分で決めているよ、ということです。
色んな人の意見を聞いて、成長することはとても大事なことなんですが、その通りにしないといけないわけではないです。
だって、その人は自分じゃないんですもん。
環境が違い過ぎます。性格も違います。
だから意見は聞くけど、最終判断は自分です。
失敗した時、自分が最終決定した結果であれば自分の反省材料になり、さらに成長ができます。
相手の指示で失敗した場合、悪いのは相手と思ってしまい、自分は成長できません。
中学3年生の時、担任の先生に言われました。
「今後、色んな重要な決定をしないといけないことがあります。正に進路、志望校はその一つです。絶対に、親が言ったから、だとか、先生が言ったから、で決めないでください。人生、それで思い通りにならなかったり場合、周りのせいにする人間になってしまいます。周りのせいにしても人生は帰ってきません。なので、自分で決定してください。」
先生の言葉、染みてますよ。
オーバーキルはしない。
今度は勝った後の話もしていきたいと思います。勝った後にも自分を次回有利にさせる方法が隠れているのです。
囲師とは囲むこと、窮冦は追い詰められた状態のこと。
つまりは、囲んで追い詰めて逃げ場を失わせちゃだめだよー。ということ。
オーバーキルはしちゃだめです。
口論で勝って、目的が果たされたとしても、そのまま追い込んでしまって人格否定までしてはしたらいけませんよね。「ごめんね」でさっぱりと終われたのにネチネチされたら、負けた方は勝った方を恨む気持ちもでてきてしまいます。今後のうまいお付き合いは困難になっています。助けて欲しい時に助けてくれなくなります。
何か戦うことになっても、オーバーキルはしない。
落ち着いた話し合いなら大丈なはずです。オーバーキルしたくなるのは怒ってるからかもしれません。
前回も言った通り、感情的に戦うのはNGですよ。いい結果を生みません。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は前回より踏み込んで勝ち方について書いてみました。
どうしても思想の話なので漠然とした話にはなってしまうのですが、これまでの話をまとめると
日頃から情報収集をし、有利な状況にしておき、戦うときは早めに自分のタイミングで切り出す。
決して感情的にはならずに、正攻法と斜め上の発想を組み合わせてゴールである目的は見失わずに戦う。
戦った後はオーバーキルはせずに、仲良くね。
そんな話でございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう!