パパを動かす。その2

”パパを動かす”2回目です。
前回は自分のアンガーマネージメントについてでした。

今回はパパへの伝え方についてお話します。

目次

客観的?主観的?

男女には表現スタイルの違いがあるそうです。

一般的に男性は「事実」について女性は「感情」について話をしがちです。

例えば…

ぱぱ

今日仕事終わりに電話が鳴って、仕事が増えたよ。それをある程度終わらせてからかえったけれど、しばらく忙しくなりそう。

何が起こったか、これからどうするのかの事実が語られています。

おけ

つかれたー。終わりがけに電話きてさー帰る気満々だったのに。嫌になっちゃう。

こんな風に感情が先で会話を組み立てがちになります。

お互いこれがふつうの話し方だと思い込んでいるので、男性側から女性側をみると「要領を得ない話」として受け取られやすく、女性から男性をみると「理屈っぽくて面白みがない」と受け取られやすくなります。

育児家事の伝達方法としていつも通り話を組み立ててはなしてしまうと、「パパには伝わない」と勘違いしてしまします。

①簡潔に話す。
②要点を絞って、重要な点から話す
③感情を表す言葉は最小限に
④客観的に話す。

これを心がけていきましょう。
次はどのように客観的に話すか、についてみていきましょう。

数字化する

「疲れた」「しんどい」

伝えたいのに言葉にするとなかなかどの程度か分かりづらいところがあります。

その「疲れた」「しんどい」の裏側には「手伝ってほしい」「変わってほしい」「休ませてほしい」
という言葉が隠れていますが、察してほしい日本の文化的にはあまり言いません。

察するのが苦手なパートナーの場合、あなたの思ったようなアクションをしてもらえない可能性が高くなります
でも、みなまで言いたくない……その気持ちもわかります。

「えー」とか「僕も疲れている」など返されるのは嫌ですもんね。
独り言のように呟いて相手のリアクションをみて、無理なら自分で頑張った方が傷つきにくいですもんね。

大丈夫です。明確に自分の体力を伝えて、相手自身が何かしたくなるような伝え方をすればいいんです!

ではどうするか。

医療現場では痛みスケール(ペインスケール)というもので痛みを測ります。

痛みスケールとは

患者さん自身に痛みを0~10で表してもらいます。
自分が想像できる一番の痛みを10、痛みがないのを0としてもらいます。

それを応用して自分の疲労度を伝えます。が、

おけ

今の疲労度8/10…

といきなり言われてもそれこそピンときません。

なのでピンとくる表現かつ数字化できるもので伝えます。

おけ

今のHP20/100だわー…もうゲージが赤色だー。
自動回復のスキルついているから30分ほど子供のいないところで横になったら回復できるんだけどな……

ぱぱ

何っ!ダメじゃん、休みなよ!30分ぐらい任せろ!

我々夫婦はゲーム好きなのでこんな感じで伝えています。
初めてこの表現で伝えたときは爆笑しながら「わかりやすいっ!何とかしないといけない気持ちになった!」と言ってくれました。

体力的にダメージを受けているときはHP、精神的なダメージをうけているときはMPに置き換えて伝えています。

他にも共通して好きな漫画や漫画などあればそれになぞって伝えてみるといいかもしれません。

図式化する

数字化以外に伝え方があります。
それは図式化することです。

これは私がつわりの時に書いた分付図です。
一番上の矢印より上が症状の説明、それ以下が苦痛を感じる家事となっています。
仕事の休憩時間に書いてLINEで送ったのでだいぶ乱れてはいますが。

吐き気をこらえて生唾を飲み込むと、空気まで飲み込んでガスっ腹になって、職場だから排ガスを我慢していると
夕方にはガスで妊娠初期なのに中期以降のぽっこりおなかになってしまうんですよ。
それが痛いの気持ち悪いので大変でした。

この表をみながら今後の家事役割を相談しました。

図があると共通認識が持ちやすかったです。

まとめ

怒りや悲しみは期待と現実のギャップでおこります。
「そんなこと言わなくてもわかるはず」は何の根拠もない期待です。
別の個体なのだから言わなくては伝わりません。

また、伝えるにしても言葉を発するだけでは伝わりません。
わかるように説明をするのが伝えるという意味です。

共通認識のとれる数字や図式を用いて、しっかり伝えることで怒りや悲しみが少なくなりますよ。

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