春休みですね。
我が家にも通信教育教材の案内が多数届いていますし、テレビやYouTubeを見ればCMが煽ってきますね。
インスタを開いてもプロモーションの方がガンガン勧めてきます。
心揺さぶられなくても大丈夫ですよ。
我が家が復習に学習ワークや通信教育を利用しない理由をお伝えしようと思います。
時間は限られている
学年ごとの勉強はピラミッド式に積み重なってるので、下の学年で転けてしまうと次の学年も基礎がわかってないと理解が深まらなくなってしまいます。
そこで春休みの間に総復習をさせたいと親は思うわけですが、春休みってたったの2週間ほど。
共働き夫婦だとなかなか勉強を見てあげれないので、つい問題集を買い与えてノルマを決めて子供のためにやった感を出してみたり、塾や家庭教師、通信教育をつけて満足していたりしてしまうんですね。
塾や家庭教師、通信教育で子供の苦手を見つけて苦手潰しをしてもらえるならありがたいですが、コストがかかります。また、勉強時間を先に決めて子供をそこに当てはめることになるので、やる気のない時に勉強時間に当てはめてしまうと身が入らず、ダラダラと無意な時間を使ってしまうリスクもあります。
小学校低学年の集中できる時間はたった15分です。
塾も家庭教師も一コマの時間が15分に収まることはないですからね。
問題集には不要な問題が多い
例えば問題集を買い与えたとします。
何ページあると思いますか?
2週間のうちに終わらせようとすると1日何ページでしょう?
わかっている問題を解いている時間がもったいなくないですか?
子供の集中力も浪費してしまいます。
先程述べたように小学生低学年までの集中力は15分と言われています。
できない問題だけをピックアップして15分の間に取り組んでもらった方が良いと私は思います。
短期記憶と長期記憶
記憶の種類には短期記憶と長期記憶があります。
大抵のものは短期記憶で覚えてすぐに忘れてしまいます。
長期記憶はこれがないと死んでしまうっ!というぐらい重要なことを覚える部位でここにインプットしたものは忘れません。
いかに勉強した短期記憶を長期記憶にするかが鍵です。
どうするかというと、何度も何度も一定期間に繰り返しインプットすることで長期記憶になるのです。
所謂復習です。
なので、問題集を1冊こなすより、苦手な問題を短時間で繰り返しやる方が効果的というわけです。
我が家で取り入れていること
さて、偉そうなことを言っていますが、我が家で取り入れているのはとてもシンプルです。
学校の学習プリントの見直しです。
本当は毎日、毎週やった方が良いのかもしれませんが私も遊びたいので長期休暇にまとめてやってます。
学校でもくどいくらい復習させてくれているので、それでも覚えなかったものを集中してやる感じです。
まずは、取っておいた学習プリントの間違っている部分だけ付箋メモで隠していきます。
使用しているは100均一の何の変哲のないものです。
黄色など色の薄いものは透けて見えてしまうので濃いものをチョイス。
ものの15分から30分ほどで終わります。
めんどくさい、という声もあるでしょうが、たった15分から30分ですよ!
車出して本屋さんに行って、子供の気に入る問題集を探して買って帰る時間より付箋はりの方が短いのは明白です。
すぐに取り掛かれる
さらに言うと問題集を買って帰ってくると疲れちゃうんですよね。
ふぅ、と一服したくなります。
「買ってきたぜ!今からやろう!」
という親子がどれぐらいいるでしょうか。
私は無理です。多分買ったことに満足してしまいます。
付箋だけなら、すぐに取り掛かれるんですね。付箋貼ってた間、子供らはフリータイムなはずなので。
付箋貼りおわった親は隣でコーヒーで一服でもしててくださいな。
もっと時間を大切にしたい方は付箋貼りながら子供に何時から復習をしたいか聞いてみてください。
親から決められたことより、自分で決めたことの方が素直に従う子は多いです。
お財布に優しい
使うものは100均一の付箋とルーズリーフのみ。
どちらも家に常備してあります。
0円です。お財布に優しいですね。
復習の仕方は簡単。付箋で隠された問題を、ルーズリーフに回答していくだけです。
答え合わせは付箋を外してもらいます。
これがなかなか気持ちが良いそうです 笑
剥がし終わった付箋が山になっていのは圧巻ですな。
さて、0円で始められる復習に比べて通信教育の場合小学2年生で1年間購入を比較してみると下記の通り
料金 | |
進研ゼミ | 39,380円 |
スマイルゼミ | 42,240円(+タブレット代10,978円) |
z会(一番お値打ちタブレットコース) | 49,980円 |
塾(公立小学校/私立小学校) | 82.469円/ 348,385円 |
家庭教師 | 入会金(0~20.000円) 月4コマ(6.000~40.000円/月) 講師の交通費(400~5.000円/日) 教材費(3.000~5.000円) サポート費(0~10.000円) 退会時(0~20.000円) |
ちなみに学年が上がる事に料金も上がります。進研ゼミは6年生には73.940円になります。2倍近く上がるんですね。
高いですよね。さて、こどもの間違えた問題をみてみてください。
これだけでした。
ほぼ漢字。(因みに合っていても文章として組み込めそうな漢字も線を引いて問題にしています)
文章読解はできていました。
算数は計算間違え3箇所、文章題の答えの際に書き間違えた漢字2箇所だけでした。
塾も予習も通信教育もさせずに、です。
割と学校と宿題だけで出来るものです。宿題はズルせず丁寧にやる約束をしています。
さて、学校だけの指導でここまでできて、それ以上求めるのに上記の値段を出す必要があるか。
いや、保護者が自分で指導をやろうと思いますよね。
そしてたくさん捻出できた自由時間とお金で子供が興味ある体験をさせてあげた方がいいかなぁと思います。
時間もお金も有限ですからね。
子供に向き合える
間違った箇所に付箋を貼っているうちに気がつくことがあります。
「同じところばかり間違ってる!!」
です。
そこがその子の苦手です。
ついでに何の漢字、何の計算を習っているのかがわかるので日常生活の中で覚えた事を使わせる事で学習を身に染み込ませることができます。
一人いちごを3つ食べたければ何個入りを買えばいいかなぁ、と尋ねてみたり、
日常的に親子で交換ノートしてみたり。
学習習慣は本人と家族で作る。
通信教育の謳い文句に、「学習習慣がつく!」と言うものがあります。
それって、高いお金を払ってつけさせるものかな?と些か不思議だと思います。
だって習慣をつくるのは本人と家族じゃないですか。
教材が習慣になるキッカケになるのはわかりますが、“その教材”である必要はないのです。
学校の教材を最大限に生かしつつ、子供に習慣にできそうな時間帯を考えてもらうのが良いかと思います。
我が家では長期休みの勉強時間は9時からになっています。子供達が決めました。
それから集中力が切れそうになったら休憩、次に始める時間をまた決めてもらう、と言う流れです。
土日はお休み。
まとめ
首都圏では中学受験で今後が決まるかという話もあり、我々の世界とは違う感じはするのでここでの話はあくまで地方都市のベッドタウンでの話です。
我が家の家訓は「大いに遊べ!」なので学校の勉強は最低限で、その子の人生に残る思い出や経験をたくさんさせてあげないなと思っています。
同様の考えかたのご家庭は、周りに流されて同じような教材を与えるのではなく、その子をしっかり見て必要なものだけサポートするやり方の方がコスパもタイパも良いかと思います。
ではでは、また別の記事でお会いしましょう!