先日お姉ちゃんから遂に人生初の風邪をもらってしまった三女。
6ヶ月数日前なので、ママからもらった免疫も切れる頃だし仕方ない。
幸い誰も熱発はしていなけれど、たまに喉の違和感がある長女と、鼻水が出る次女、鼻づまりでお乳が飲みにくそうな三女を連れて病院へ。(丁度パパが休みだったので、ママは夕食を作り、パパが病院に連れて行ってくれました)
そこで5ヶ月(あと数日で6ヶ月)の子にも粉薬が出ました。
「飲めなくても気にしなくていいよ」「お水に溶かして飲んでもいいよ」と旦那は薬剤師さんから指導をうけたそうですが、マグマグの練習開始は6ヶ月からが目安。
その指導では完母の子だと難易度高いだろうと思ってしまいました。
もちろん我が子も母乳ばかりで水を飲んだことはありません。
しかし、私も看護師の端くれ。乳児の薬の飲ませ方を知っているのでシェアしようかと思います。
飲ませ方の基本
ただし、
離乳食用の小さなスプーンを口に入れることをやっとクリアしたのに、普通のスプーンを口に入れるのはもっと難しいです。
だからといって小さな離乳食スプーンにお薬をのせるのはなかなか大変です。
そもそも内服用にスポイトを買っているお宅がどれぐらいいるのだろう、、、。
薬の飲ませ方色々
それでは大人子供関係なく、飲めない時に試したい方法をお伝えします。
試す前には必ず薬剤師さんに「このお薬ってアイスクリームとかゼリーに混ぜて与えてもいいですか?」と聞いておきましょう。混ぜる際は内服直前にしましょう。薬が変化してしまう可能性があります。
①はTVcmでも見たことがあると思います。”らくらく服薬ゼリー”や”お薬のめたね”がこれにあたります。どちらかといえば金属のスプーンでも大丈夫な子向け。パウチに入っているゼリーです。
混ぜ混ぜして使うものではなく、ゼリーの上に薬をのせてその上からゼリーでつつみ、飲み込んでもらうものです。
つまりは、飲み込む量が増えます。ゼリーが好きな幼児期はいいかもしれませんが、食べる練習中のベビーの難易度は高いです。
高齢者や食欲が落ちている方にも使っていますが、スプーン1杯で薬を飲み切れるようにスプーンの上にゼリーを注ぎ、その上から薬を置き、こぼれないようにゼリーをのせて飲んでもらっています。
②アイスは味や冷たさで薬の苦味を抑えてくれるし、カロリーも取れるのでおすすめしています。
しかし、アイスが食べれるのは1歳以降。離乳食前期には使えません。
なので離乳食期におすすめできるのは③の練り餌となります。
ちなみにご飯にお薬を混ぜるのはやめましょう。(ただし高齢者の方で低ナトリウムで食塩が処方された時はご飯にかけてあげてください。)
なぜかというと、薬の味のせいでご飯が嫌いになってしまうからです。
練り餌方式
練り餌とは魚釣りの時に使う粉の餌を水で練ってお団子状にした餌です。
文章ではわかりづらいと思うので写真も撮りました。
小皿に白湯と薬を用意します。
ほんの1から2滴の水を加えます。多すぎるとこぼれやすく、お口に入れにくくなるので注意。
混ぜていると一塊の団子になります。お皿にも残ってる薬はありません。
赤ちゃんの正面にきてニカッと笑ってください。
ミラー効果(ミラーリング)でつられて笑ってくれます。
ミラー効果(ミラーリング)とは好感を持っている相手の仕草や行動を自然と真似てしまうこと。
赤ちゃんがニカッとした隙にお薬を入れます。
歯茎の裏あたりにエイッと薬を擦り付けます。
入れたら見守りましょう。唾液と混ぜながら飲み込んでくれます。ときどき口からお薬と混ざったお涎が出てくるのでスプーンですくってお口に戻してあげます。
注意点
神経質になるとイライラしてしまうので自分にとっても赤ちゃんにとってもよくありません。「飲めたらラッキー」ぐらいに捉えて飲ませてあげてください。
水分を垂らしすぎると皿からすくうのが難しくなります。1箇所が湿ったかな?と思えるぐらいで十分お団子になります。
お口の中のお薬が大方無くなったらお乳をしっかりと飲ませてあげてください。
まとめ
まだ離乳食が始まって間もない頃のおくすりの与え方は理解できましたか?
風邪をひかないのが一番ですが、どんなに気をつけていてもひくときはひきます。
子供や自分、パートナーを責めないようにしてくださいね。
風邪薬は実際は病原菌をやっつけるのではなく、症状を和らげるだけの薬です。
しかし、症状が和らがないと、体自体がゆっくりと休めないので、病原菌に打ち勝つ力を出しづらくなります。
風邪気味かな?と思ったら早めに病院でおくすりをもらって体の調子を整えてあげてくださいね。