アレルギー持ち三女初めての負荷試験

実はうちの三女、乳アレルギーなのです。

今月頭に負荷試験を行ってきたので、アレルギー判明から負荷試験当日の様子、その後の治療等シェアしようかと思います。

もし「アレルギーっぽいけど、どうすれば良いんだろう?」と悩んでいる家族さんがいればお力になれれば幸いです。

目次

アレルギー判明

うちの子、3人とも新生児黄疸で産後一緒に退院できない&入退院繰り返し外来フォローをしてもらうパターンなんです。

1人目の病院の時も2人目の時もママの付き添いは求められずに絞れるだけ母乳を絞って、渡して、足りない分はこれを使ってください、と粉ミルクを渡していました。

赤ちゃんと離れていても、定期的に搾乳するので母乳量もしっかりでて、退院する頃にはミルクを足さなくても大丈夫な状態になっていました。(搾乳なので、自分からどれだけ出るか目に見えてわかるんです。200mlを1回に絞れると牛になった気分です)

それで、産院でもらえる試供品は使わずに離乳食にまわしていたんですね。

3人目の新生児黄疸での入院の際も同様に搾乳ミルクと粉ミルクで対応してもらってました。もちろんアレルギー用じゃない普通のミルクです。

退院後、上の子たちが夏休みに入ってプールに連れて行ったり、真夏のイベントに連れて行くのに首の座っていない子を連れて行くのは怖かったのでちょこちょこ母や義母にその都度預けていました。その時も搾乳ミルクと粉ミルクを渡していました。もちろんアレルギー症状もありません。

夏休みも終えて、しばらく粉ミルクを使う機会がありませんでした。

ところが生後6ヶ月頃にじゃがいもをレンチンして、別メーカーの粉ミルクを規定量で溶かしてミルクにして小さじ1杯ほど入れてペースト状にして与えました。

そこでベビースプーン2口目を食べたあたりで顔がゴーヤのようなボコボコに腫れてしまいました(丘疹)。顎をバリバリ掻きむしって痒そうでした。

呼吸状態は変わりなく、嘔吐もなく、活気もあります。

アレルギー反応だと思い、お茶を飲ませて食事を中断して顔を洗って、乳児湿疹で貰っていたステロイド薬を塗り様子を見ていたところ30分ほどで症状が治ってきました。

治ったので、病院にいかずにいました。

病院は症状が強く、点滴や飲み薬や筋注が必要な際に行くものだと思っていたので、治ってから行ってもなぁ、と思ってたのです。

予防接種の際に相談すれば良かったのですが、すっかり忘れていました(´・_・`)

かかりつけ医に相談

9ヶ月健康相談の際の問診票の欄にアレルギーをかかりつけ医に相談しているかどうかの項目があったんですね。

それまでは完全除去はせずにそこそこ除去していました。

と言うのも長女次女はパンも牛乳もチーズもヨーグルトも好きで、ママも一緒に食べてるので母乳からも成分は出てるし、長女次女の食べこぼしも皮膚についていたでしょうから(´△`)

育ち盛りでまだ食べこぼしが激しい幼児のいる家庭で完全除却は難しいのです。

乳製品、ママも好物なんです。母乳からも出てます。

時々頬の一部がほんのり赤くなったりする程度で、乳児湿疹との鑑別が難しくそのまま様子を見ていました。

さて、風邪もなく強い発赤、湿疹もない状態でどうやって受診して相談しようかな、と考えました。

こう言う時に限って長女も次女も受診するような風邪症状はありません。

そして思い出しました。1歳までに使える市の乳児検診の補助券があと一枚あったことを。

3ヶ月検診も6ヶ月検診も9ヶ月健康相談も市から案内状が来るので、自分から予約取らないと使えない補助券について忘れておりました。

それを使って11ヶ月に検診の予約をとりました。

そこでアレルギーについても相談したい、とお話ししました。

冒頭でお話ししたような症状のでた経緯を伝えると採血してくれることに。

三女のみ処置室に連れて行かれてギャン泣きしながら帰ってきました。

よくある様々なアレルギーが一発でわかるやつかと思いきや、取れた血液量が少なかったのでミルクのみ調べることに。

1週間後再診時に結果を聞くこととなりました。

丁度1週間後に受診し、話を聞いたところ、がっつりミルクアレルギーとのこと。

ミルク負荷試験をおすすめするが、危険な事件なのでここのクリニックでは実施できないので〇〇病院(市内で大きな病院、次女と三女が生まれて入院した病院)に行ってください。

と紹介状をいただきました。アレルギーの先生のいる曜日指定で午前中に受診するように、とのこと。

予約なしで行って良いよ、と。

紹介状受診

かかりつけ医に受診2日後に車で30分、駐車場探してから病院に入るのに15分かかる病院に受診です。

予約無しなので9時に受診し、番号札1番をゲット。

ただ、「本日は予約がいっぱいでお待たせするかも」と看護師さんに言われてしまいました。

三女をあやしながら待つこと1時間40分。呼ばれました。

三女はスリングの中で爆睡。

聴診器を当てる際に起きましたが、ご機嫌。

かかりつけ医にお話しした話を再度して負荷試験を受けることになりました。

負荷試験の予約が取れるのは、明日もしくは3ヶ月後とのこと。

風邪症状も使っている薬も無いので明日負荷試験をやる事ができました。

来週から仕事が始まってしまうので、休みが取りづらくなるため、明日行うことになりました。

ミルクだけでは飲めないので何か混ぜるものを提案されました。

甘いのが好きな子であれば、シロップに混ぜるそうですが、三女は甘いものが嫌いでジュースもカボチャもさつまいもも大嫌い。

なので、シャケ粥に混ぜることになりました。

会計は0円なのに、待たされ待たされ、病院を出たのは12時超えてました。

帰り道、車で再度三女は寝てしまいましたが、負荷試験に使用する牛乳200mlを買うタイミングがないので寝てる子を抱っこしてコンビニによりました。

ママぐったりです。

負荷試験とは

正式名称「食物経口負荷試験」と言います。

アレルギーが疑われる食品を少量ずつ摂取して症状の有無確認して確定診断したり、安全に摂取できる量を知ることができる試験です。

飲めた量でアレルギーがありながら安全に摂取できる量がわかるようになります。

私は看護学生だったころ、県立の小児専門の病院でこの負荷試験を行っている病棟で実習させてもらっていました。

4人部屋を3室使っていたので賑わっていました。

保護者の皆様はベッドの中にいるのに飽きた子、眠い子、食べたがらない子に手を焼いているのを目の当たりにしてたんですね。

あれを、私もやるのか、と気後れしていました。が、実際はそんなに大変じゃありませんでした。

負荷試験の1日の流れ

病棟で2時間の爆睡。

《持ち物》
しゃけ粥(小タッパー)、牛乳200ml、入院書類、おむつ、おしりふき、おむつ捨て用ビニール、着替え、エプロン、いつも使ってる茶碗、いつも使ってるスプーン、お茶(子供用、ママ用)、子どもの昼ごはん、ママの昼ごはん、口手拭き、時計、メモ帳、筆記用具

日帰りで行いますが、病棟のベッドを使用するので入院扱いで行います。

なので入院書類が必要になります。

大部屋なら代金は要りませんが、2人部屋や個室を希望すると差額ベッド代が発生するので注意!

時計、メモ帳、筆記用具は病院から持ってくるように言われたものには含まれませんが、症状発生時や食べさせた時間を医師や看護師に伝える必要があるのであると役立つかと思います。

8時30分 小児科外来集合。

8時50分 診察、全身チェック。体調が良ければ先生と共に病棟に移動

9時   入院。足に入院タグをつけられます。

9時35分 一口で食べれる量をタッパーから茶碗にママがとりわけ、医師自らシャケ粥をあっためてきてくれて牛乳0.5mlをシリンジで測って投入。三女は美味しそうに食べました。
その後数分おきに医師や看護師が代わるがわる様子を見にきます。
子供を見ていて時間は測っていませんでしたが、ope後の患者さんをみるタイミングとよく似ていたので1分後、5分後、15分後といったタイミングだと思います。

ご機嫌で症状なし。

9時40分 保育士さんがおもちゃと持ってきてくれる。入院中短い時間ですが、家の事も含めてなんでも相談にのりますよ、ときてくれました。

10時10分 1mlをシャケ粥に混ぜてチャレンジするものの、三女眠すぎて残り1口を残して入眠。
他の負荷試験の子も、入院中の赤ちゃんもみんなお昼寝している様子。
若干おでこに何となく発疹出現するも、広がりなし。

11時頃  よく寝てるのでママお昼ご飯を食べる

12時10分 起きた為再度1mlに挑戦。

12時15分 口周りとおでこに発疹出現。痒みあり。
緊急カート出動でシロップ薬と塗り薬対応。
その後も何度も観察に医師看護師訪れて経過観察を行う。

13時45分 ご飯許可される。レトルトのベビーご飯完食。ママも残ったお粥たべる。

14時半  退院。医師から今後の説明を受ける。

会計は0円。駐車券の1日券を受付で貰って帰宅。

今後の予定

1週間に2.3回、0.5mlの牛乳を摂取することになりました。

0.5mlはどうやって測ればいいか尋ねたところ、0.5ml測れるカテーテルチップ(注射用ではないシリンジ)を2本いただきました。

ミルトンで消毒していいそうです。

(でも私は知っている、ミルトンにつけっぱなしにするとゴム部分が落下して滑りが悪くなることを。消毒時間が終わったらすぐにあげること!)

完全除去の場合、アレルギー食品や加工品から得られる栄養素が取れないことや、大きくなって摂取できる量が増えて食べれるようになっていても、体や心が「食べ物ではない、食べてはいけないもの」と判断して美味しく食べれなくなってしまうそうです。

なので、医師の指示通り少量ずつ摂取していきましょう。

アレルギーの外来は3ヶ月後に受診。

つぎの負荷試験は1年後。

そして0.5mlの牛乳を飲めたら摂取可能な食品を教えてもらいました!

一番嬉しかったのは、メーカーを選べば三女も食パンが1枚食べれると言うこと。

超熟と麦の恵みに限りますが、食べれます。

しまじろうのボーロもok

無糖のプレーンのヨーグルトであれば牛乳と同じ量(0.5ml)摂取可。

バターも少量風味付け程度に使用可能。

ベビーダノンは不可。チーズは乳成分がとても濃いので不可。

早速、超熟を買ってきて真ん中のふわふわのところだけくり抜いて1/4枚をあげたところ嬉しそうにペロリと食べました。

初めての食材は大抵食べないんですが、お姉ちゃんたちが美味しそうに食べてたせいか憧れが強かったのかな。

おかげさまで、1歳の誕生日は食パンといちごだけでケーキをつくり、食べさせることができました。

まとめ

我が家の場合ですが、アレルギー発覚から負荷試験までの体験談を書かせていただきました。

アレルギーがありそうだけど、どうアクションを起こしていいかわからないと言った方の参考になれば幸いです。

では、また次の記事でお会いしましょう!

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